エッセンシャルオイルについて -3- 香りの種類
こんにちは、Sammyです!
みなさん、エッセンシャルオイルを選ぶとき、まずは香りで決めると思うのですが、今回はエッセンシャルオイルの香りの種類について、お話ししますね。
エッセンシャルオイルの香りはいくつかにグループ化されています。グループの種類は文献や研究されている方によりけりですが、今回私は The Fragrant Mind(Valerie Ann Wormwood 著)を参考に、8つのグループに分けてお話しします。
オレンジやローズなど、馴染みのある名前でしたら香りを連想することが簡単だと思いますが、ミルラやジュニパーベリーなど、あまり聞いたことのない名前だと香りが想像し辛いと思います^^;
効能を調べてエッセンシャルオイルを購入しようとされるとき、こちらのグループを見て参考に出来れば幸いです。
- 柑橘系(Citrus)
身近で想像し易い香りだと思います。甘酸っぱいみずみずしいフルーツの香りですね。
老若男女、万人受けしやすく、扱いやすいです。
ただし、殆どの柑橘系のオイルは光毒性という特徴を持っていますので、注意が必要です。光毒性とは、塗布した部位に太陽光が当たるとシミになったり痒み、痛みが出たします。
柑橘系のオイルを用いてマッサージを行った場合は、肌を露出しないようにしましょう。
主な柑橘系オイル:オレンジ、ベルガモット、グレープフルーツ、レモン、ライム、マンダリン…など。
- フローラル、花系(Floral)
お花…といってもさまざまなので、一概にどんな香りと言いにくいのですが、甘い香りが多いです。
身近な名前のものも多く、香りを連想しやすいです。
また、花弁から採取されるエッセンシャルオイルが多く、花弁が大量に必要とされる場合が多いので、とても高価なことが多いです^^;
主な花系オイル:カモミール、ジェラニウム、ジャスミン(茉莉花)、ラベンダー、ネロリ、ローズ(バラ)、イランイラン…など。
- ハーブ、薬草系(Herbaceous)
こちらもさまざまですが…一般的に、鼻を通るスッとしたさわやかな香りが多いです。薬効が高く苦手な方、持病がある方の中にはあまり使用しない方がいいものもあります。
主な薬草系オイル:バジル、クラリセージ、ヒソップ、マジョラム、メリッサ、ペパーミント、ローズマリー…など。
- カンフル、樟脳系(Camphoraceous)
日本語訳が難しいのですが、カンフル剤という言葉を聞いたことはありますか?血行促進、消炎鎮痛などの効果があります。
薬草系と似た香りも多いですが、こちらはもっとスースーして、目の覚めるような香りです。効能もとても高いです。薬草系以上に取扱い注意のものもあります。
主な樟脳系オイル:カユプテ、ペパーミント、ユーカリ、ローズマリー、ティーツリー…など。
- スパイシー、香辛料系(Spicy)
お料理でよく使われる香辛料の香りです。独特で強い香りをもつ者が多く、少量でも強い香りを放ちます。体を温める作用の物も多いです。癖があるので好き嫌いがわかれやすいです。
主な香辛料系オイル:アニシード(八角)、ブラックペッパー、カルダモン、シナモン、コリアンダー(パクチー)、クミン、ジンジャー(生姜)、ナツメグ…など。
- レジン、樹脂系(Resinous)
樹脂、つまり樹木から分泌される粘液のこと、「やに」ともいいますね。
樹の香りよりも、奥深く力強い香りがします。フランキンセンスは国によって儀式で焚かれることもあり、私の中では神秘的な香りといったイメージです。
ですが、打って変わってベンゾインはとっても甘いバニラのような香りです。
主な樹脂系オイル:ベンゾイン、フランキンセンス、ミルラ
- ウッディ、樹木系(Woody)
樹木のさわやか~な香りです。どこか暖かさも感じますね。
日本人にはなじみ深い香りということもあり、好きな方が多いです。
どこかホッとする、安心できる香りです。
主な樹木系オイル:シダウッド、サンダルウッド(白檀)、サイプレス(糸杉)、パイン(松)…など。
・アース、大地形(Earthy)
土のような、大地のどっしりとした香りです。
なんだかかび臭い、ほこり臭いと感じる方もいるかも…。
全体的にリラックス効果のあるオイルが多いです。
主な大地形オイル:アンジェリカ、ベチバー、パチュリー…など。
簡単な紹介となりましたが、以上です。
言葉で香りを表すのはとても難しいですね^^;
少しでもお役に立てましたら嬉しいです♪
Sammy